介護職の夜勤での働き方は、大きく2交代制と3交代制があります。2交代制の場合は日勤や早番と呼ばれる時間帯が8時から17時などで、夜勤や遅番と呼ばれる時間帯が16時から翌朝の10時などと夜勤の時間帯が長いのが特徴です。3交代制では多くは早番と遅番、夜勤に分かれていて、夜勤では21時から翌朝の7時までなど2交代制より勤務時間が短いです。介護職で夜勤として働く際の仕事内容は、大きく4つに区分されます。
まずは入居者の就寝時間までの業務で、勤務のはじめに日勤などの職員からの引き継ぎです。日勤時における入居者の体調や、その日に起きたことなどを把握し介護をする上での注意事項などを確認します。引継ぎが終わると、夕食の介助や片づけをおこない就寝のための歯磨きや寝間着への着替えなどの準備をして、ベッドへの移動や移乗をおこないます。次に、就寝後の業務です。消灯後は定期的に部屋を巡回して入居者の状態をチェックし、自分で寝返りを打てない入居者には体位変換をします。また、トイレや体調不良などのナースコールが鳴ったらその都度対応します。
3つ目は、起床時間の業務です。入居者が起床する際には起き上がりやベッドからの移動、寝間着からの着替えにトイレの介助などがあります。その後、朝食の準備や配膳をおこない朝食の介助と片づけになります。そして、最後4つ目は引継ぎ業務です。朝の業務をすべて終えたら、日勤の職員に対して引継ぎをおこないます。夜勤での入居者の心身の状態や、ケガの有無などを報告して勤務終了です。